きょうは仕事で青山に行ったついでに映画
「マイ・アーキテクト」を見てきました。
これまたよかったです。
近代建築の巨匠、ルイス・カーンの2番目の愛人の息子(62歳の時の子!)が
11歳の時(1974年)に死別した父の足跡を追うというドキュメンタリー作品です。
本妻の他に愛人が2人いて、しかもそれぞれに子供がいて、
アトリエは破産寸前で最期は駅のトイレで心臓発作で死んで
身元がわからず3日間死体安置所に保管されていたというハチャメチャな人生ですが、
あまりにも建築や人間に対して純粋すぎる人間性が彼を知る人の証言や
彼の名言とともに淡々と映像で綴られています。
写真でしか見たことのないカーンの建築を映画で見られたのもよかったです。
今年のアカデミー賞ノミネート作品。
去年の「吉村順三 建築展」、この前の「前川國男 建築展」、
きょうの「マイ・アーキテクト」、
そして今週末からはじまる「建築家 グンナール・アスプルンド展」
(今夜11時半からTBSの「世界遺産」で以前紹介した「森の火葬場」を放映します。)は
これからの僕の仕事に影響をあたえそうです。
余談ですが、この映画を見たOPENしたばかりの渋谷の
Q-AX(設計・北山 恒)は
つまづきやすいし、なぜか便器が低いので要注意!
生誕
759日目の龍之介